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実は、患者さんにとってメリットが大きい。歯科医師が定期検診を勧める3つの理由 ~その1~

こんにちは!

歯科医師の手塚です。


今日は、

 

歯科定期検診の勧め

について書きたいと思います。

 

タイトルにもあげましたが、

 

実は定期検診を3~12ヶ月程度のスパンで行ったほうが

患者さんにとってお得な理由があるんです。

 

今回は、

 

患者さんにどんなメリットがあるのか

 

について焦点を当てて書きたい思います。

 

 

1.治療費が安く済む

 

 

 

何と言ってもやはり、歯科の治療費いくらかかるのよっていうことは気になりますよね。

 

ちなみに、歯科の検診とクリーニングだけをした場合の費用は、初診だったとして保険診療の場合、大体2500円~3000円程度と考えていいと思います。

 

痛くもないのに行くの?

 

とどうしても思ってしまう気持ちもわかります。

 

しかし、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、お口の中の病気の2大疾患である歯周病とう蝕症(以降むし歯)は、

 

お口の中に住んでいる細菌が原因で起こる感染症なんです!

 

細菌は顕微鏡でなければ目では見えません。

 

歯磨きしにくい部位にはこのような細菌が、

 

バイオフィルムとなって歯に付着し、

 

歯ブラシでは除去できなくなります。

 

 

 

 

そうなんです、磨き残しが放置されると、ご自宅にある歯ブラシじゃ取れないんです。

 

 

このバイオフィルムってやつを歯科医院の器具(超音波スケーラーやら研磨剤+ブラシ)などを用いて退治してやる必要があります。

 

 

先日、「行列のできる法律相談所」というテレビ番組でも

北村弁護士が発表して下さってましたが、

 

現代の中高年の方々が、

人生の中で後悔しておられることの

トップスリーに

 

なんと

 

 

「歯の検診をちゃんと受けていればよかった」

 

 

という項目が入ったんだそうです。

 

歯科医師の私としても正直言って意外?でもあったこの結果

 

理由としては、恐らく、

 

私がこれからお伝えしようとしていることと関連していると思います。

 

 

実は

 

歯科治療って、症状や病態が進行していればするほど、

 

 

回数も時間もかかるんです!

 

そんなことはわかってるよ

 

という読者の方もいらっしゃるでしょうし

 

そうでない方もいらっしゃると思いますので、

 

これから詳しく説明していきますね。

 

 

 

 

 

例えば、今回はむし歯の治療を例にとって考えてみます。

 

歯は

 

大きく分けて3つの層でできています。

 

 

外側から

 

 

①エナメル質 (結晶でできた石ころのような層)

 

②象牙質 (石とまでは行かないが骨ぐらい硬く、ここまでむし歯が進むと冷たいものでしみたりする)

 

③歯髄 (いわゆる神経のこと。ここまでむし歯が進むと、ズキズキドクドク痛んだり、温かいものまでしみてきたりすることが多い)

 

 

です。

 

むし歯の重症度は、

 

むし歯がどの層まで達しているか

 

によって決まります。

 

この重症度によって

 

治療の回数や費用が変わります。

 

下図に示したのは、むし歯の重症度をイラストで表したものです。

引用元 doctors-me.com

 

1番右のC5ってやつなんて、

 

歯の原型もないし、

 

治療するのにも見るからに時間がかかりそうですよね!

 

では、歯の層別にみてみましょう。

 

 

①エナメル質までのむし歯 

 治療回数 : 0~1回程度

 

 

上の図で言うと、C1と書いてあるところですね。

 

この層には

 

神経が通っていません。

 

この虫歯は痛みが出ません。

 

そのため、このむし歯は

 

 

歯科医師による診査で発見されることが多い

 

 

です。

 

更に言うと、

 

削って治療しなくてもいい場合もあります。

 

むし歯の治療をしなきゃいけない対象となるのは

 

むし歯によって歯に穴があいた状態や

 

むし歯が著しく歯磨きしにくい場所にある場合

 

などです。

 

よって、それ以外の浅いむし歯は

 

色が黒くても白くても

 

「むし歯がこれ以上進まないように、よく磨いておいてください」

 

とか、

 

清掃指導だけでオッケーになります。

 

エナメル質までのむし歯の治療、簡単でしょ?

 

 

 

②象牙質までのむし歯 

 治療回数 : 1~2回

 

 

 

上の図で言うと、C2と書いてあるところです。

 

ここまでむし歯が到達すると

 

冷たいものでしみるようになったり、

 

歯に穴があいたりします。

 

この場合には、ほぼ間違いなく

 

治療が必要になります。

 

 

治療は、むし歯を削り取って何かを詰めるわけですが

 

むし歯を削り取るときに少なからず痛みが出る可能性があるため

 

注射の麻酔が必要になることも多いです。

 

ただし、治療回数は大体1~2回程度

 

治療費は、保険診療であれば歯一本1500~3000円程度で済ませることができます。

 

 

象牙質までむし歯が進行してしまうと

 

定期健診で歯科医院を訪れた日におーわりっというわけにはいきません。

 

 

しかし、ここで治しておくことは本当に大事です。

 

 

 

③歯髄までのむし歯 

 治療回数 : 2~5回以上

 

 

 

上の図で言うと、C4、C5と書いてあるところです。 

この領域までむし歯が到達すると

 

定期検診で受診されたときに見つかることは稀です。

 

 

なぜなら、そうなる前に

 

猛烈に痛くなるからです。

 

この痛みが理由で歯科医院に駆け込まれる患者さんが結構な頻度でいらっしゃいます。

 

稀に、痛みを感じずにこの状態になってしまっている

 

幸運な(?)患者さんもいらっしゃいますが。

 

治療は

 

感染した神経を取るための根の治療はもちろんのこと

 

その後のかぶせ物やつめ物が入るまでで完了となります。

 

 

肝心な治療費はというと、

 

最終的な詰め物やかぶせ物まで含めると

 

保険診療の場合でも

 

約5000円~10000円程度かかってしまうことが多いです。

 

治療回数は根の治療が何回で終わるかどうかにもよりますが、

 

複数回かかることは覚悟したほうがいいでしょう。

 

 

ここまで読んだだけでも、

 

むし歯は軽症なうちに治しちゃったほうが楽だなー

って思いますよね?

 

定期検診で早めに見つけちゃったほうが患者さんにもお得なのです。

 

次回は定期検診がお得な理由

 

その2を紹介します!

 

長い間読んでいただきありがとうございます!

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手塚 充樹

Author:手塚 充樹
歯学博士
JR川崎駅前 ジンデンタルクリニック 院長
JR新橋駅前 テヅカ歯科クリニック 勤務

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